2025年から2034年まで、ベトナム全国で日本語を小学3年生から高校3年生までの正規科目として導入
2025年から全国の学校で日本語を導入

025年4月27日から29日まで、ファム・ミン・チン首相と夫人の招待を受けて、日本の石破茂首相と夫人、および高官代表団が公式訪問のためベトナムを訪れました。
この訪問の中で、両国の首相の立ち会いのもと、以下の重要な合意がなされました。
主な合意内容:
1. 日本語教育に関する枠組み合意の署名:
- **ベトナム教育訓練省(Bộ GD&ĐT)**のグエン・キム・ソン大臣
- 駐ベトナム日本国大使 伊藤直樹氏
により署名されました。
2. 枠組み合意の概要:
- 2025年から2034年までの期間にわたり、日本語を全国の小・中・高校で正規科目として導入。
- **小学3年生から高校3年生(12年生)**まで、連続したカリキュラムとして設計。
- 実施は以下の基準に基づいて行われる:
- 学習者のニーズ
- 地域や学校の実情
- 地方自治体の裁量により、小学校および中学・高校で日本語を第一外国語として設定可能。
- 小中高の教育段階間でカリキュラムの連携・一貫性が確保される。
3. その他の協力覚書:
- ベトナム教育訓練省と日本の文部科学省は、「半導体分野における人材育成協力の覚書」を締結。
- これにより、高度技術分野での人材育成と日越連携強化が期待される。
この取り組みは、ベトナムの教育の国際化を推進し、日本語を学ぶ機会を全国の生徒に提供するものであり、同時に高度人材の育成と日越関係の深化に貢献する重要なステップとなります。