リエントアを探検：グエン・ティ・ミン・カイ通りの静かな菜食レストラン

リエントアは、グエン・ティ・ミン・カイ通りの路地裏にひっそりと佇み、外の賑やかで忙しい街のリズムを忘れさせてくれます。周りには多くのレストランや飲食店が立ち並んでいます。

ベトナム人は、毎月旧暦の1日と15日に菜食をする習慣があります。私もホーチミン市で有名な多くの菜食レストランを訪れましたが、どこも料理や味付けが似通っていて、特別印象に残る店はありませんでした。しかし、リエントア菜食レストランは違いました。1区の立地としては価格もかなりお手頃でありながら、他の菜食レストランでは見かけないユニークな料理が揃っています。例えば、「発酵エビ味噌炒飯」や「タイ風春雨サラダ」などです。

ある小雨の夜、私は家族を連れてリエントアを訪れました。慌ただしい日常から少し離れ、穏やかで純粋な菜食の空間で家族と共に心安らぐひとときを過ごすことができました。リエントアはその思いを十分に叶えてくれ、心温まる意味深い菜食体験を提供してくれました。

忙しいサイゴンで安らぎを感じる菜食レストラン

店に入ると、温かみのある木のインテリアと、静かな禅の音楽、ほのかに香るお香が店内に漂い、まるで優しく包み込まれているかのような安らぎを感じました。テーブルや椅子も整然と配置され、広々とした空間は一人でも、友人や家族とでも心地よく過ごせます。

最大の魅力は、前菜、ご飯、麺、サラダから鍋料理まで揃う豊富で多彩なメニューです。どの料理も丁寧に盛り付けられ、見た目も美しく、味はあっさりしながらも深いコクがあり、多くの人の好みに合うと思います。

私は「タイ風菜食鍋」を注文しましたが、程よい酸味と甘味のあるスープに、新鮮なきのこ、野菜、菜食団子がたっぷり入り、シンプルな食材ながらも絶妙に調和して、雨の日にぴったりの絶品鍋でした。さらに、「パイナップルライス」もユニークで、炒飯なのにパサパサせず、パイナップルの甘酸っぱさがアクセントになってとても美味しかったです。

スタッフもいつも笑顔で親切に対応してくれ、料理の提供も早く、待たされることはほとんどありませんでした。

メニュー

価格は空間とクオリティを考えるととてもリーズナブルです。料理の価格帯は一皿40,000ドン〜150,000ドンほど。2〜4人でお腹いっぱい食べても、一人あたり約120,000〜200,000ドン程度で済むので、十分に価値があります。